幸せの歌、the highlows(ザ・ハイロウズ)の「日曜日よりの使者」です。
一見明るいこの歌には裏話があります。
作詞をした甲本ヒロトさんはある時期、ブルーハーツの解散や私生活について悩み、鬱状態になってしまいました。症状は深刻でついには自殺を考えるほどです。
ヒロトさんはついに自殺を実行することに決めます。日曜日の夜の出来事でした。今から死のうとしているヒロトさんの目に飛び込んできたのはあるテレビ番組でした。芸人がしょうもない話を繰り広げています。死のうとしていたヒロトさんは、この番組を見て思わず笑ってしまったそうです。死んでしまおうと本気で思っていたヒロトさんの心がふと軽くなりました。
ヒロトさんはそのまま、番組が終わるまでテレビを見続けたそうです。番組を見終わった後、ヒロトさんがあることに気付きます。
「まだ笑える」
この時見ていた番組が人気番組
『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』
です。
死ぬほど辛いとき、「自分の人生は終わった」と思ってしまいます。もう、一生笑えないと思ってしまいます。でも、人間はそんな弱くありません。ヒロトさんのように自分が「笑える」ということに気づけば、新たな人生の第一歩を踏み出せるのです。