Categories: 幸せの思考法

幸せ恐怖症という病気

科学メディア「Science Alert」に今月9日付で掲載された記事によると、幸せになることに非合理的な嫌悪感を持つことは「幸せ恐怖症(cherophobia)」と呼ばれるそうだ。喜ぶという意味を持つギリシャ語の「chero」と、恐怖症を意味する「phobia」を組み合わせた言葉で、精神科医の使う診断基準である「精神障害の診断と統計マニュアル(DSM-5)」に掲載されるような正式な精神障害ではない。だが、一部の精神科医は「幸せ恐怖症」を不安障害の一種として分類しているという。

健康情報ニュースサイト「Healthline」の解説によれば、「幸せ恐怖症」とは幸福や喜びに通じるような行動や可能性を避ける人なのだという。例えば次のような行動や考えに及んでしまうそうだ。

・ 親交を深めるためのパーティーやコンサートといった楽しいイベントに参加することに不安を覚える
・ 「きっと悪いことになる」という恐怖から、人生を変えうる大事なチャンスを拒否する
・ 参加者のほとんどが楽しいというようなイベントにも参加しない
・ 幸せになると何か悪いことが起きる
・ 幸せが自分を悪い人間にしてしまう
・ 自分が幸福になるのは家族や友人にとって良くないことだ
・ 幸せになろうなんて時間と労力の無駄

だが、なぜ人は幸せを嫌悪し、恐怖してしまうようになるのか?

しあわせうさぎ

ぼく…しあわせうさぎ。…幸せ探して30年。西にしあわせあると聞けば西へ。東にしあわせあると聞けば東へ。 でも、しあわせはまだ見つからない。…しあわせはいったいどこにあるんだろう? どーも、幸せを探し続けている「しあわせうさぎ」です。ぼくは映画「ペイフォワード」でしあわせを見つける方法をトレバー少年から教えてもらいました。それが「ペイフォワード」(pay it forward)。日本語にすると恩返しならぬ「恩回し」です。みなさんが感じたしあわせをしあわせ辞典にのせて、世界中で共有しましょう。あなたの幸せが誰かの幸せにつながります。 【映画「ペイフォワード」のあらすじ】 新学期を迎えた日、担任であり社会科担当であるシモネット先生はクラスのみんなに1年を通じて考える課題を出す。それは「世界をより良くする方法とは?そして自分にできることとは?」というものであった。皆思い思いの考えを述べる中、トレバーの答えは「ペイ・フォワード」という親切の連鎖。「3人に親切をする。その3人は別の人に親切を渡す。そうすれば世界に親切の連鎖が広がるはずだ」というものだった。トレバー自身もこれを実行しようと、最初の3人をホームレスのジュリー、いじめられっ子、シモネット先生に決めるのですが…。

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