仕事の考え方 童話「レンガ積み職人」から学ぶ

イソップ物語のレンガ積み職人の話

旅人が、ある町を通りかかりました。
そこで必死になってレンガ積みをしている男に出会います。

旅人がその職人に、
「何をしているのですか?」

と尋ねました。

男は面倒くさそうに、
「見たらわかるだろ!上司の命令でレンガを積まされているんだよ!」
と怒りながら言いました。

旅人がさらに歩いていくと、また、レンガ積みをしている男に会いました。

「何をしているのですか?」

また、旅人は尋ねました。

男は、
「レンガを1個積むと10セントもらえるんだ。生活をするためにレンガを積んで壁を作っているんだよ」
と答えました。

旅人がさらに歩いていくと、またまた、レンガ積みをしている男に会いました。

旅人はまた、
「何をしているのですか?」

と尋ねました。

男は幸せそうに

「私はレンガを積んで、ここに大聖堂を作っているのです。大聖堂で多くの人が祝福を受け、多くの人が救われるのです」

と答えました。

このお話は仕事に対する考え方を変えるだけで幸せになれることを伝えています。

  • RICE WORK(ライスワーク)
  • LIKE WORK(ライクワーク)
  • LIFE WORK(ライフワーク)

という三つの考え方があります。

RICE WORK(ライスワーク)

ライスワークは名前の通り、ご飯を食べるために働くことです。仕事は苦痛ですが、おなかを満たすために仕方なくやっています。とりあえず目の前の仕事が終われば、給料が支払われるので、上司にバレない程度にさぼりながら仕事をこなします。仕事を上手くさぼれた時にだけ喜びを感じます。

LIKE WORK(ライクワーク)

自分の好きなことを仕事にしている人たちです。好きなことをしてお金をもらえるため、ライスワークの人に比べてとても楽しく仕事をしています。仕事に対しても愛着があり一生懸命です。

LIFEWORK(ライフワーク)

自分は、「これをするために生まれてきた」という使命感を持って仕事をしています。お金のためではなく、自分の存在意義として仕事をしている人たちです。仕事を通じて世のため人のために奉仕し、お金を得ても、そのお金をまた世の為に還元していこうとします。結果として大きな財産を築くことが多い人たちです。仕事を通じて多くの仲間を得て、幸せな人生をおくることができます。

 

多くの人が「LIKEWORK」を探し求めています。子どもたちのなりたい仕事ランキングにyoutuberがランクインするのもそのせいです。しかし、本当に幸せなのはライフワークを持つ人たちです。ライフワークは、収入を得る仕事とは限りません。平日は仕事をして、土日にボランティアをすることがライフワークの人たちもいます。子どもたちに野球を教えるのがライフワークの人もいます。

ライフワークのキーワードは「楽しくてしょうがない」です。

あなたは何のために生まれてきたのでしょう?

自分なりのライフワークを見つけることができれば幸せへの一歩になるはずです。

しあわせうさぎ

ぼく…しあわせうさぎ。…幸せ探して30年。西にしあわせあると聞けば西へ。東にしあわせあると聞けば東へ。 でも、しあわせはまだ見つからない。…しあわせはいったいどこにあるんだろう? どーも、幸せを探し続けている「しあわせうさぎ」です。ぼくは映画「ペイフォワード」でしあわせを見つける方法をトレバー少年から教えてもらいました。それが「ペイフォワード」(pay it forward)。日本語にすると恩返しならぬ「恩回し」です。みなさんが感じたしあわせをしあわせ辞典にのせて、世界中で共有しましょう。あなたの幸せが誰かの幸せにつながります。 【映画「ペイフォワード」のあらすじ】 新学期を迎えた日、担任であり社会科担当であるシモネット先生はクラスのみんなに1年を通じて考える課題を出す。それは「世界をより良くする方法とは?そして自分にできることとは?」というものであった。皆思い思いの考えを述べる中、トレバーの答えは「ペイ・フォワード」という親切の連鎖。「3人に親切をする。その3人は別の人に親切を渡す。そうすれば世界に親切の連鎖が広がるはずだ」というものだった。トレバー自身もこれを実行しようと、最初の3人をホームレスのジュリー、いじめられっ子、シモネット先生に決めるのですが…。

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