幸せを語る上で外せない国「ブータン」。親日国としても知られていますが、皆さんはブータンがどこにあるか知っていますか?ブータンはインドと中国の間に位置する小さな国です。経済的にも決して豊かではありませんが、国民の97%が「私は幸せである」と答える世界一幸せな国です。なぜブータンの人は幸せなのでしょうか?
それはブータン王国が国を上げて国民の幸福度を上げているからです。ブータンでは、GNP(国民総生産)ではなく、GNH(国民幸福度)を上げることを第一に考えているのです。
では具体的にどのような政策を行っているのでしょうか?
ブータンは、近代化はすれども、西洋化はしないという方針をとっています。
ブータンは観光客に1日250$の税金をとっています。この中には、食費・宿泊費・ガイド費・移動費も含まれており、観光客はブータンを満喫することができます。また、西洋化を防ぎ、国内の産業の活性化させることにつながっているのです。
また、近代化するため英語教育に力を入れる反面、公の場では民族衣装を着ることが定められていたりと自国の文化を守ることを大切にしています。この自国の文化をもつことが幸福度の高さに繋がっているようです。
また、ブータンの国民は今を楽しむことがとても上手です。日本国民のように
「将来、年金がなくなったらどうしよう」
などと未来に不安を感じることは少ないようです。よく考えたら未来を案じても何も良いことはないですもんね。
今を楽しむ気持ちが幸せになるためにとても重要だということが分かりました。