精神状態は身体状態に大きな影響を受けることは前回書きました。
つまり、身体を動かしてアクティブな状態にすることで、精神状態もアクティブな状態にすることができるのです。
どれくらい身体を動かせばいいか。研究によるとたった7分の運動で効果が現れるそうです。
この運動療法は鬱病の人にも推奨されている治療法です。
鬱を克服するために
の3つの状態で効果にどのような差があるのかを調べた研究があります。
治療後すぐは、優位差はでなかったのですが、半年後の追跡調査では3つのグループの幸福感に大きな差が現れました。
薬だけで治療を行った鬱病患者は38%が再び鬱状態に戻ってしまいました。また、薬と運動の両方を取り入れた鬱病患者も31%が再び鬱状態になりました。
しかし、運動だけを手法としていた鬱病患者が再び鬱状態に戻ったのはたった9%。
運動によって鬱状態を克服した場合、「薬に頼って治った」のではなく、「自分の力で治した」という前向きな気持ちが現れたのかもしれませんね。
体を動かすと血行がよくなり脳が活性化します。また、リラックスした状態を保つこともできます。何よりネガティブな感情から一時的に距離を置くことができます。
この「ネガティブな感情から一時的に距離を置く」という事がとても重要です。運動だけでなく、
なども同様に気持ちを前向きにしてくれます。ぜひ取り入れてみてください。